2011年1月

労働者によるマルクス主義研究

7.書評:階級闘争論からみた「脱成長論」 セルジュ・ラトゥーシュ『経済成長なき社会発展は可能か?』を読む

ラトゥーシュはフランスの学者で「ポスト開発」学派という思想潮流に属し、資本主義の開発(発展)が「あらゆる害悪の源泉」であると主張する。とりわけ、「北」の開発が「南」の自立的な社会を解体し、富と貧困の一層の格差をつくりだし…