コンプライアンス通報・パワーハラスメントを巡って 日立物流の不当労働行為を労働委員会へ申し立て

日立グループのコンプライアンス通報を利用した組合員の問題です。「上司が個人的関係で特定の契約社員に特権を与え、規律違反を容認しているのではないか」という職場の不満をコンプライアンス通報した労働者に対して、その後、会社役員からパワーハラスメントがありました。会社役員は、労働者に非がない4年前のストーカー事件を持ち出し、「社会人のイロハを知らない」「自分が刺されてもストーカーをつまみ出せ」「何なら正社員から契約社員にしてやってもいい」という暴言を吐きました。

 組合員は日立物流の子会社に勤務していますが、コンプライアンス通報制度は親会社である日立物流が直接、運営しています。

 最近、企業のCSR(企業の社会的責任)活動がクローズアップされていますが、それを真に受けた労働者がひどいめに会うようなことがあってはいけません。

 この問題で組合から申し込まれた団交の応諾を拒否した日立物流の態度は、誠実さにかける物です。この日は、親会社と子会社の本社や、地域の営業所を組合の宣伝カーが回り、この問題を訴えたビラを配布しました。